GTmetrix でサイトのパフォーマンスを分析する
ページ表示速度が遅いと…
ページの表示速度とユーザのページビュー数や直帰率が悪くなります。GTmetrix のトップページに書いてあることなのですが、4秒たっても表示されないページはユーザは見ないで去ってしまうそうです。
このブログはロリポップのロリポプランを利用していて WordPress を動かしています。ロリポップは安いけれどパフォーマンスは低いという話も聞きます。レンタルサーバー速度比較部さんでは我がロリポップはいつもビリ…。安い分共用しているユーザ数も多いのでしょう。
なんにせよ、目標4秒以内の表示!を目指します。
ちなみに、「WordPress 高速化」でググると出てくる対策はやってみています。 キャッシュ入れたり余計なプラグインは極力省いたり程度ですが。
GTmetrix で分析
まずは自分のページを分析してみないと何から手を付けてよいかが分かりません。GTmetrix を使って計測してみましょう。
トップページの「Analyze Performance of:」の欄に調べたい URL を入れて Go!を押すだけです。
餃子マナーのトップページの URL を入れてみた結果がこちら。
まずはバーンとトータルのスコアが出ています。
Page Speed Grade : A
YSlow Grade : C
読み込み時間は Page load time : 6.15s とのこと。 6秒超えですか、そうですか。
サマリーの下に、Breakdown 欄があって非常に細かい項目ごとのスコアが出ています。問題がある順にソートされているようで、今回の場合には
- Defer parsing of JavaScript
- Specify Image dimensions
- Remove query strings from static resources
が3大巨頭のようで。意味がわかるようなものもあればよくわからないものもあります。1.は JavaScript を表示時にすべて読み込まず、必要に応じて後から読み込めということでしょうか。2.は画像の大きさを明示的に指定しなさいとのこと。3.は URL の中に “?” を付けてパラメータを渡すことがよくあると思うのですが、静的なリソースからは “?” を取り除きなさいと読めます。よくわかりません。実際に指摘されている URL を見てみると、例えば、
./wp-content/plugins/amazonjs/amazonjs-ja.js?ver=0.3
のように WordPress で使っているプラグインの中身の JavaScript だったりするので、そもそも自分でいじることは避けたいです。JavaScript がパラメータを受け取れるようになっているのも妥当な気がするのでよくわかりません。
解析結果をダウンロード
結果表示の右上辺りにある Download PDF をクリックするとレポートを PDF 形式でダウンロードすることができます。
レギュラーレポートかフルレポートかを選べと言われるので好きな方を選びます。フルレポートの方が解決策を含めたより詳細な内容が含まれます。
レギュラーレポートを選ぶと、5ページの PDF になりました。
1週間計測してみた
GTmetrix にユーザ登録すると毎日自動的に計測してくれます。意図的かどうかは分からないですが毎日違う時間に計測されていました。共用型サーバの場合には利用者数の波があるでしょうから、毎日違う時間に計測してくれたのは結果的には良かった気がします。
1周間の計測結果がこちら。
トップページ
最速:4.65秒
最遅:7.13秒
平均:5.48秒
記事番号 691
最速:6.04秒
最遅:8.99秒
平均:7.21秒
4秒には程遠い結果になってしまいました。指摘された部分をどこまで対処できるか分からないですが、4秒目指してコツコツと高速化に挑戦したいと思っています。。。が、その前に、他の WordPress 使っている有名ブログはどうなのさと。みんな早いのか? そんな疑問が湧いてきたので計測してみました。
他のサイト計測してみた
デザイン面やコンテンツ面でいつも刺激を受けている2つのブログで計測してみました。
まずは、タムカイズムさん。
あれ…? サマリーは餃子マナーよりも悪いぞ。。。トータル読み込み時間も 5.91秒と餃子マナーのトップページよりも遅いじゃないか。タムカイズムさんのトップページはけっこう画像も多くリッチな感じで、プラグインもいろいろ使っていそうなことを考えると餃子マナーよりも遅くて当然かもしれません。
読み込み時間が 4.34秒。餃子マナーのトップページと比較しても同じようなコンテンツ量で(デザインセンス以外は)似ています。そう思うと速いです。特筆すべきは解析結果の GRADE 欄。一番問題があるものでも C です。同じ WordPress を使っている餃子マナーやタムカイズムが F ランクが上位を占めていることからすると驚異的です。今後の参考になりそうです。
おわりに
最初に4秒が目標と書きましたが、人気のあるブログは4秒以上かかっても人は集まっているのであまり気にしなくてもよいのかもしれません。ブログの性質もあるかもしれませんね。何か調べたくて探している場合には参考になるサイトは多少待ってでも読みたいですしね。
また、WordPress はサーバサイドでは PHP を、クライアントサイドでは JavaScript をガシガシ動かしているのでどうしても重くなりがちかと思います。速いパソコンでは当然閲覧速度も速くなりますが、遅いパソコンでは JavaScript の実行も遅くなるのでいくらサーバ側を工夫しても速くはなりません。
GTmetrix を参考程度にしつつ、簡単で効果の高そうなところから最適化していこうかなと。
本気でやるなら速いレンタルサーバー借りるのが一番かもしれませんねぇ。