[Leap Motion] アプリを試してみた 〜 Part 2 〜
今回は前回の続きで、音楽系の Leap Motion アプリをいくつか試してみました。
前回同様、画面キャプチャで動画を撮ろうと思ったのですがうちの iMac は Late 2009 の Core 2 Duo モデルなので動画キャプチャしながら動かすと CPU 使用率が 100% に張り付いてしまいました。音が途切れたりコマ落ちでゲームのテンポの良さがまったく伝わらないので、AirHarp 以外はオフィシャルページなどから動画リンクさせてもらいました。
今回試した音楽系アプリは、AirHarp, Fingertapps Piano, Dropchord, (Beat Bash) です。
AirHarp
ハープのように並んでいる弦を空中の指で演奏するというアプリです。ちゃんと音楽を奏でられるかというと正直無理だよね、、、とは思いますが Leap Motion らしさは感じられます。それなりに楽しい。$0.99。
Fingertaps Piano
こちらも AirHarp 同様に空中の指の動きでピアノを弾こうというコンセプト。ゲーム性が追加されていて、楽曲を選んでタイミングよく正しく弾くとスコアが入る仕組み。
こりゃ面白そうだと思って $2.99 払ってダウンロードしてみたのですが、、、難しすぎる。普通に5本指を出して鍵盤の上に置いて、1つだけ鍵盤を押し下げる、、、というもっとも基本的なことが難しすぎ。鍵盤に少し触れただけで音が出ちゃうので狙った鍵盤の音だけをタイミングよく出すことができません。しばらく練習したけど、コツを掴める気配がなく諦めてしまった。
下のビデオは一番簡単な曲(Jingle Bells)を弾いているけど1本指だからできてるんだろうなと。10本指でちゃんと曲を弾いている動画は見つからず。
Dropchord
今回の一押しです。無料なので期待していなかったのだけど一番面白かった。音楽がノリノリなので高揚するのもありますが、Leap Motion の長所を活かし欠点をうまく隠した操作感が秀逸かと。上記2つのアプリは指の位置をそのまま反映するので高い自由度の中で緻密さを要求されるのですが、このゲームの場合画面に出てくる円の輪郭上にしかポインターが存在せず、大雑把な動きでも円周上に沿って動くので緻密さが要求されません。円周上を動く2つのポインターを結ぶ直線を間接的に操作することで、自由度の高い指の動きを自然に制約のある動きに変えて結果として操作をシンプルにしているように思います。
ゲームそのものも面白かったので、今回試した中ではもっとも可能性を感じたアプリでした。
Beat bash
$1.99 払って買ったのだけど、なぜか動作せず。iTunes の楽曲を自動的に取り込むと書いてあったのでもしかするとそれに時間がかかっているだけかもしれません。とはいえ 1時間以上放置しても先に進まなかったので諦めました。
総評
前回試した実用アプリ系よりも音楽やゲームの方が親和性が高そうですね。緻密な操作ではなくて大雑把な動きに対して納得のいくリアクションがある UI にした方がより気持ちいいのではないかと感じました。Leap Motion は非常に緻密な動きをセンシングできることが売りなので相反することかもしれませんが。