Unity 初心者の手習い (2) ~ Terrain を使って地面を作ってみる 〜
Terrain を使ってみる
今回は Unity に最初から備わっている Terrain 機能を使って地面を作ってみます。まずは [Terrain] – [Create Terrain] を選択します。
デフォルトで適当な地面となる平面が配置されるので、[Terrain] – [Set Resolution…] メニューを選んで地面の大きさを指定します。
Terrain 設定ダイアログから Terrain Width と Terrain Height で大きさを指定します。ここでは 2000 ✕ 2000 の大きさにしますが、たぶんデフォルトですでに 2000 ✕ 2000 になっているかもしれません。
F16 は X, Y, Z の配置を 0, 1, 0 にしていたので、地面も方も X-Z 平面上で中央に来るように -1000, 0, -1000 に設定します。
これで原点を中心に地面が前後左右に広がります。中央にはポツンと F16 がいます。
ここから地形を作っていくのですが、Asset Store に Terrain Assets というフリーのテクスチャや木々などを集めたアセットがあるのでそれをインポートしておきましょう。
地形を作るには下図のように地形作成のボタンを押してブラシを選んでマウスで塗りつぶすようにして作成していきます。いろいろなブラシがあるので試してみてください。なかなか面白いです。ちなみに、Shift キーを押しながらなぞると、すでに盛り上がった地形を低くすることができます。
ざざざっと適当にいろいろなブラシで地形っぽいなにかを作ってみました。いやはや、適当です。
ちょっと不自然なトンガリとかブラシによってはトンガリパターンが繰り返された感じになってしまいました。そんなときは地形をスムースにするメニューがあるので、それを選んでなぞると、地形を滑らかにすることができます。PhotoShop でボカシブラシをかけるようなイメージでしょうかね。
だいぶなめらかになりました。
このままでは真っ白な地面で質感がありませんので、テクスチャを貼り付けて地面っぽく仕上げていきます。テクスチャ塗りのボタンを押すと [Edit Texture] というボタンが現れるのでそれを押します。
すると下図のような小さなダイアログが出るので、目の悪い人には超わかりにくいですが小さな◯みたいなボタンを押します。
さきほど Asset Store からインポートした Terrain Asset に含まれているテクスチャがいろいろと表示されるはずです。
適当な地面を選んで追加します。繰り返し追加することで複数のテクスチャをパレットに入れることができます。
テキスチャを選んでブラシで塗っていきます。おお、だいぶそれっぽくなってきました。
そういえば、カメラと F16 の高さ(Y)が 1 のままでした。これでは地面にくっついてしまいますので、F16 とカメラを上空に持って行きましょう。適当な数値でいいかと思いますが、ここでは両方の Y 座標を 250 にしました。
カメラの Y を 250 に。
F16 の Y も 250 に。
さあ、再生ボタンを押してみましょう。おお、ちょっとそれっぽいですねー。静止画で見る限りはちゃんとしたゲームの画面みたいですw。こんなにお手軽にできちゃうとは。
僕も初めて触っているので、網羅できていないのでいろいろご自身で試してみてください。
次回は自動で地形を生成してくれる「Terrain Toolkit」をご紹介予定です!