PDF の余白を超絶簡単に取り去って iPad mini や Nexus で快適に読む方法
いちいち拡大せずに読みたい
PDF を Nexus 7 や iPad mini で読もうとすると、イマイチ字や図が小さくて困りませんか?
拡大しては元に戻し、拡大しては元に戻し、ページを送れば拡大は解除されるのでまた拡大。ストレスがたまります。
そんなわけで今回は、
PDF の余白をできるだけ省いてミニタブレットでも拡大しないで読めるようにする
ことを考えてみます。
PDF の余白をあっという間に削除する
Mac のプレビューアプリは個人的には神アプリだと思っています。さまざまなフォーマットのファイルを閲覧できて、その上かなり凝った編集まで可能です。もはや「プレビュー」じゃないじゃん!嘘つき!ってレベルです。
PDF も簡単な操作で全ページの余白をサクッと排除することができます。例として、Apple が公式に配布しているアプリケーションの PDF ファイルでやってみましょう。今回は Motion 5.1 ユーザガイドを例にとります。
プレビューで閲覧するとけっこうページに余白が多いことに気づきます。
プレビューアプリで一気に余白を削ってしまいましょう。次の手順であっという間にできてしまいます。
STEP 1 サムネールを表示する
[表示] – [サムネール] でPDF のサムネールを表示します。
STEP 2 サムネールを全選択する
サムネール表示エリアをクリックした後に command + A を押してサムネールをすべて選択します。
STEP 3 編集ツールを表示する
メニューエリアにある「編集ツールバーを表示」ボタンを押して編集ツールバーを出します。
STEP 4 範囲選択して切り取りボタンを押す
範囲選択ツールで余白を省いた範囲を選択するとすべてのページに同じ範囲選択が適用されます。
続いて「切り取り」ボタンを押すとすべてのページの余白がいっぺんにカットされます。
切り取った結果はこんな感じです。左右の余白をもうちょっと詰められたかなと思いますが、やりすぎると(このドキュメントの場合)先頭の目次のページが切れすぎちゃうので注意。
サイズも 92MB あったものが 50MB になりました。このサイズダウンも実は大きな意味があります。Kindle のパーソナルドキュメントサービスを使って Kindle で読もうとすると 50MB の制限があるため大きな PDF は利用できませんでした。この方法で縮小するとかなり大きな PDF も Kindle パーソナルドキュメントサービスで扱えるようになります。
実際に表示してみた
NEXUS 7 でオリジナルと余白をとったものを表示して比較してみました。
まず最初にオリジナル。かなり小さくて 7inch だと拡大しながらじゃないときついです。
次に余白を削った PDF。どうです?だいぶ本文も文字や絵も大きくなったと思いませんか? これならなんとか拡大しなくても読めます。少なくとも僕はこの大きさならまだ読めました。もうちょい歳とるとやばそうですが。
Mac であればプレビュー.app が超絶簡単ですので、ぜひお試しくださいませ。