[WordPress 高速化計画 Vol.4] Jetpack Photon を導入してみた
今回の施策
前回の Vol.3 で使用した cloudFlare と同じく、今回の施策も「CDN を使う」にあたります。
- サーバーを速いものに変える (完:Vol.1)
- サーバの設定を見直す (完:Vol.2)
- CDN を使う (完:Vol.3)
- 適切なプラグインを使う(キャッシュ、画像圧縮など)
- 重そうな JavaScript を見直す
Photonを導入してみた
Photon も前回の cloudFlare と同じく CDN サービスの一つです。画像などの重いファイルを分散してキャッシュすることでトータルのページ表示速度を高速化してくれます。前回の cloudFlare は速くなるどころか遅くなってしまったため使用を中止することにしました。Photon は WordPress の開発元が提供している CDN サービスで、JetPack という WordPress 使いなら必ず入れているんじゃないだろうかという多機能プラグイン に標準で入っている機能です。
みんな大好き JetPack プラグイン
Photon プラグインを使うのは超簡単。「有効化」ボタンを押すだけです。cloudFlare がけっこう面倒な設定と DNS の書き換えが必要だったことを思うと拍子抜けするくらい簡単です。
こんな簡単で本当に効果はあるのでしょうか?
効果測定
いつものように、Photon を On にしてから数日間の GTmetrix のページ読み込み速度の履歴です。
おお〜。明らかに速くなっています。いやまて、cloudFlare が遅かっただけでよく見ると元に戻ったくらいか…?
でも、cloudFlare よりは簡単な上に速いことは間違いなさそうです。
GTmetrix スコア
Page Speed Grade : 80% → 86% ↑上昇
YSlow : 57% → 59% ↑上昇
Pingdom
67 → 74 ↑上昇
素晴らしい。随分とスコアが上がりました。ブレ幅があるので1回だけでは信ぴょう性がないですが、ブログに載せたのとは別に何度かやっています。何度やっても確実に前よりもスコアが上がっています。
Google PageSpeed Insight
パソコン:60 → 68 ↑上昇
モバイル:49 → 57 ↑上昇
Google Adsense でも使われる Google PageSpeed Insight もスコアが随分上がりました。これも何度やってもこれくらいのスコアが出るようになりました!
Photon が簡単すぎる上にいきなり効果が高い。絶対オススメ。使わない手はないっす。
次回は、キャッシュ系のプラグインの王道 W3 Total Cache を On にしたレポートです。これある意味本命で、最初から使うべきなのですが敢えてじらしていました。