Nov 24 2013

[WordPress 高速化計画 Vol.1] ロリポップからエックスサーバーへの乗り換え

meter_Icon2

より速いサーバーを借りたくて、先日ロリポップからエックスサーバーに乗り換えました。これで随分ページ読み込み速度が上がるかな…と期待していたのですが、アクセス解析データを見ると期待ほどではありませんでした ∑(゚Д゚)ガーン
ロリポップが安かろう遅かろうという先入観は間違いだったのかもしれません。トータルのコスパをみるとロリポップも悪くないね〜。と実感。

ただし、細かくアクセス解析を見てみるとやはりエックスサーバーの方が速いようです。
WordPress では他の要因で遅くなっているようで、サーバを早くしてもこれ以上あまり効果がないことも分かりました。


Pocket
[`evernote` not found]

これから何回かに分けて WordPress の表示を速くする施策をやってみたいと思います。

施策の種類として大別すると、

  • サーバーを速いものに変える
  • サーバの設定を見直す
  • CDN を使う
  • 適切なプラグインを使う(キャッシュ、画像圧縮など)
  • 重そうな JavaScript を見直す

あたりを順次やる予定です。個別の効果を調べたいので、1つずつ対応して都度速度やスコアを計測します。

今回は、まず「サーバーを速いものに変える」という施策になります。

 

ロリポップのロリポプランからエックスサーバーの X10 プランに移行して1週間が経過しました。もともと WordPress の表示速度向上を狙って移行したのですが、はてさてその効果はいかがなものでしょうか? なにせレンタルサーバ代はロリポプランの4倍です。速度も4倍とは言わないまでも、倍くらいにはなって欲しいところです。

 

ロリポップ時代 → エックスサーバ時代の WordPress ページ表示速度を GTmetrix で毎日自動計測していました。そのグラフがこちら。青い折れ線が「ページ読み込み時間(秒)」、緑の折れ線が「HTML ダウンロード時間(秒)」です。

GTmetrix.numbers

移行期間中の 12.5秒というのは例外的な気がしますので、それを覗いて平均値を取ると

ロリポップ:9.18秒

エックスサーバ:8.70秒

で、単純比較するとエックスサーバの方が 0.5秒ほどページ読み込み速度が速いです。割合的には 5%程度です。4倍は愚か倍にも程遠いです。とはいえ、HTMLのダウンロード速度だけ比較すると最後の3日間は倍以上のパフォーマンスが出ているように見えます。

つまり、サーバそのものものダウンロード速度は速いけれどトータルのページ読み込み速度は他の要因が絡んでいて速度が出ないということが予想されます。

 

もうひとつ、サーバの速度を示す指標としてサーバの平均応答速度を見てみます。こちらは Google Analytics のデータです。

サイトの速度とページ読み込み速度_-_Google_Analytics

これを見てみるとサーバの応答速度はやはりロリポップよりもエックスサーバの方が 断然早いです。ロリポップはだいたい1〜2秒程度かかっていますが、エックスサーバは 0.2秒〜0.6秒程度です。ここだけ比較すると倍以上速いです。

 

ここまででなんとなく分かってきたことは、

  • サーバそのものの速度はエックスサーバの方が倍くらい速い
  • でも WordPress のページ読み込み速度は1秒程度しか速くなっていない
  • WordPress の表示速度はサーバの速度以外の要因が大きい

ということでしょうか。

エックスサーバに移行した目的は WordPress のページ表示を速くしたい!ということだったので、ある意味目的は達成できていません…。

 

トータルのパフォーマンスを計測する指標として、GTmetrix と Google PageSpeed Insights を使うことにします。

GTmetrix は PageSpeed と YSlow という2つの指標でトータルのスコアを出してくれます。結果はこちら。

GTmetrix.numbers 2

ロリポップでもエックスサーバでもほとんど変わらないですね。これを見るとロリポップはあらためてコスパがいいなと思いました。でも、エックスサーバ年間契約しちゃったし、もうエックスサーバでいくしかないっす。

 

こちらは、Google AdSense で利用しているパフォーマンス計測です。モバイル 50点、パソコン 59点とさんざんな結果です。エックスサーバにしたからと言って改善されたりはしませんでした。

PageSpeed_Insights-2

 

結果として、Google AdSense の「サイトの状況」も丸が一つだけです。(;´д`)トホホ…。

ホーム__Google_AdSense

 

おまけで pingdom での計測結果も。

Website_speed_test-4

テストされた全ウェブサイトよりも 71% も遅いと言われてしまいました。。。

 

WordPress の表示速度を改善するという目的に対して、サーバを速くするという対策では 5% 程度しか速度アップになりませんでした。今後は、別の視点でいくつか改善に向かってトライします。

まず次回は、エックスサーバが用意している FastCGI 機能を試します!

 Vol.2 へ →

Pocket
[`evernote` not found]

No Responses

コメントを残す