iOS 7 Beta 6 を iPhone 4S に入れてみた
まずはダウンロードする
Apple Developer Center から iOS 7 Beta 6 のイメージをダウンロードします。ダウンロードするためには開発者登録をしなくてはなりません。開発者登録は年間 $99 なので iOS のβ版をダウンロードするためだけに登録するのは割が合わないかと思います。
僕は幸いアプリを作るために開発者登録をしているので上記のダウンロードページに入れました。
対応機種を見ると iPhone 4 や iPad 2 などそれなりに古いモデルにも対応しているようです。
ダウンロードした dmg ファイルをマウントすると中に “.ipsw” という拡張子のファイルがひとつ入っています。
Windows の場合
Windows では dmg ファイルをそのままでは扱えないですが、下記のサイトで Windows から iOS 7 β をインストールする方法が紹介されています。
「iOS 7 ベータ」をWindowsからインストールしてみた | ソフトアンテナブログ
iTunes を使ってアップデート
iTunes に ipsw ファイルを読みこませることで iOS 7 Beta イメージをインストールできるのですが、その前に、、、
忘れずにバックアップを
Mac に iPhone 実機を接続しフルバックアップをとっておきましょう。問題があって戻せなくなると悲惨ですから。iCloud ではなくて、Mac 本体に完全なバックアップをとっておきます。
ファイルを指定してアップデート
Option キーを押しながら「iPhone を復元…」を押すことで任意のファイルを指定した復元が可能です。ここで先ほどダウンロードした ipsw ファイルを指定します。
確認ダイアログが出るので、「復元」を押します。いざというときも先ほどフルバックアップをとったので安心です。
あとはしばらく待つだけです。自動的に再起動して iOS 7 Beta 6 がインストールされます。
設定やアプリを復元
実はアップデートを行った状態だと、これまで使っていたアプリや設定は綺麗サッパリ消えてしまいます。でも焦ってはいけません。いったん Mac から実機をはずして再度接続してみましょう。iTunes が起動していなければ起動します。
すると、自動的に iPhone の設定やアプリの同期が始まるはずです。
壁紙も iOS 7 っぽく
iOS 7 ではダイナミック壁紙という、アニメーションしたり本体の傾きに合わせて立体的に背景が動く壁紙が用意されています。見た目は地味ですが、動くことで立体感が付きアイコンが並んでも見やすくなっている印象です。
その他にもフラットデザインの壁紙は「iOS 7 壁紙」でググればいろいろ出てきます。
インプレッション
フラットデザインのアイコンはちょっとオモチャっぽい印象ですが、全体的に統一されると意外とよい感じです。ただ、Apple 以外のアプリはまだフラットデザインになっていないものが多いので混在すると統一感がなくなってしまいますね。これは時間が解決してくれるでしょう。
画面の下から上にスワイプすると、コントロールセンターが現れます。出し方にコツがあるのかうまく出ないこともあります。でもコントロールセンターは便利そうです。 Wi-Fi や Bluetooth の On/Off、 画面の明るさなどのよく切り替えたいものが一箇所に集まっています。これまでは設定メニューをドリルダウンして掘っていかなくてはならなかった設定のショートカットが並んでいる印象。
通知センターも「今日」「すべて」「未確認」と分類されて見やすくなりました。
マルチタスキングも目玉の一つですが、まだ恩恵を感じられていません。ただ、バックグラウンドのアプリを選択するときの UI は画面のサムネイルが表示されるのでより直感的になりました。動きもけっこうスムースです。
UI がリッチになったぶん、若干もっさりした気もしますがまあ許容範囲かなぁという印象です。iPhone 5 や 5S でサクサク動くように設計されているのでしょうね。バッテリーの持ちは感覚的にはほとんど変わらないように思います。バックグラウンドでガンガン動くアプリがあるとどんどん減るのでしょうけれど、私が普段使うアプリをいくつか起動しているだけではこれまでと同じかなと思います。
その他 iOS 7 の機能は Apple の公式サイトに詳しく載っています。